食事と身長│朝食の重要性を理解して成長に役立てよう!

成長期までの子供の身長を伸ばすためには、普段から食事をしっかり食べる必要があると言われていますが、特に大事なのが朝食です。
朝食が身長に与えるメリット・デメリットを解説しながら、子供の成長にどのような影響を与えるのかを徹底検証。
お子様の身長を伸ばしたいと考えているなら、朝食をしっかり食べさせる生活習慣を身に着けさせることが大切ですよ。
目次
食事と身長の関係性と朝食の重要性とは?
子供の身長を伸ばす要因は、遺伝・睡眠・運動・食事・ストレス状態の5つですので、食事が重要だということはわかりますよね。
食事でしっかり栄養補給できなければ、人間は餓死してしまいますし、食事で栄養補給がしっかりできれば、成長に必要な栄養素が不足する事はありません。
しかしここ数年は食材や食品に含まれる栄養素が激減しており、子供の成長に役立つ栄養素の全てを食事だけで摂取できない子供も増えています。
食事をしっかり食べていても栄養補給が十分ではないのに、大人のように朝食を食べないで、学校に行く子供が増えていることも問題。
朝食を食べないで学校に行く子供の割合は、農林水産省の調査では、小学6年生で12.5%、中学3年生で16.2%もの高い割合で推移し、近年拡大傾向にあることも確認されています。
そもそも朝食にはどのような役割があるのでしょうか?
朝食は脳を活発に働かせるために必要
の宇野エネルギー消費量は非常に大きく、就寝時も起床時も脳は一日中機能して、莫大なエネルギーを消費しています。
朝食を食べないということは、脳が活動するために必要なエネルギーであるブドウ糖が不足して、本来の機能を発揮できないということ。
脳はエネルギー不足になると集中力や注意力が低下したり、記憶力が十分に機能しないことがわかっています。
農林水産省や文部科学省の調査結果として、朝食を食べない子供ほど学力が低くなる傾向があることが確認されていますので、朝食はしっかり食べるようにしましょう。
朝食は睡眠で下がった体温を上昇させる
恒温動物の人間は体温変化があまりないと考えている人が多いようですが、体温は1日で1〜1.5度ほど変化しています。
夕方の16時〜18時に体温のピークを迎え、就寝時に低下して午前4時〜6時が最も体温が低い状態ですので、一日の活動をするためには朝食を食べて体温を上昇させる必要があります。
朝食を食べて活動するためのエネルギーを作ったり、お味噌汁など温かいもので身体の内側から体温上昇を行うことで脳も身体も活動する準備を整えます。
朝食は栄養補給の重要なタイミング
人間が行きていく上で必要な栄養素を1日3食にわけて摂取することで、成長に必要な栄養素をバランス良く摂取することができます。
仮に昼食と夕食だけでその栄養素を摂取しようとしても、十分な栄養補給はできないでしょうし、食べ過ぎによる肥満なども問題になるでしょう。
朝食で炭水化物を摂取することは、脳や体のエネルギー源であるブドウ糖を補給することですので非常に大切です。
夕食に食事のボリュームを増やしすぎると、就寝時にも消化吸収することになり、成長ホルモンの分泌量にも悪影響が出ますので、1日3食に分けて食べるようにしましょう。
朝食は排便のリズムを整える
子供が健康に成長するためには、食べることと同じくらいしっかり毎日出すことが必要で、朝食を食べると胃腸が刺激されて排便が促進されます。
出なくても毎日同じ時間にトイレで座っていることで、徐々に規則正しい排便習慣になりますので、必ず朝食後にトイレに行く習慣を身につけましょう。
便秘がちの子供は生活リズムが乱れている傾向があるので、生活リズムを整えるためにも同じリズムで過ごすことが大切です。
朝食を食べないことのデメリットは?
朝食を食べることの意味やメリットを解説しましたので、もし朝食を食べなければその逆の状態になるということ。
特に夜更かしして朝起きても時間がなく、遅刻ギリギリで学校に行くような子供の場合は、朝食を食べる時間もなく、夕ご飯のあとはお昼の給食ということもあるでしょう。
仮に夕ご飯の時間が遅く20時頃に食べているような子供でも、学校の給食は12時以降なので16時間以上も何も食べていないということ。
これでは脳も身体も栄養不足が続いて、午前中に生産される成長ホルモンの分泌量に影響も出てしまうでしょう。
朝食を食べない生活習慣の子供は学力だけではなく、体力測定の結果も悪いことがわかっています。
学力も体力も朝食を食べる頻度が少ない子供ほど、成績が悪いことがわかっていますので、ここは意識的に改善してあげたいポイントです。
食事と身長、朝食の重要性の記事まとめ
大人でも朝食を食べなければ、午前中の生産性が低下しますが、子供の場合はまだまだ成長過程ですので、それ以上に悪影響が出ます。
しかしご両親や周りの影響を受けて、小学生でも中学生でも朝食を食べない子供の割合は増加傾向が続いていますので、ここは意識的に改善してあげましょう。
15分〜20分だけ早起きすればゆっくり朝食を食べることができますし、急げばもう少し短い時間でも良いでしょう。
寝る時間を30分早めることを目標にして、生活習慣を改善していくと、朝食を食べる時間を作ることも簡単でしょう。
子供は成長に必要な栄養素が不足している状態が続いていますので、しっかりとした食習慣を手に入れて、成長を栄養面から支えてあげてください。
成長期までの子供の成長は普段の食事でどれだけしっかり栄養補給ができていたのか、ということの影響を強く受けますので、その点をしっかり考えてあげてくださいね。