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思春期早発症の原因と症状とは?子供の低身長のきっかけになるの?

思春期早発症の原因と症状とは?子供の低身長のきっかけになるの?

思春期早発症を発症した子供は、成長が早く一時的に身長が伸びるもののその後止まり、将来的な低身長の原因になると言われています。

 

特に女子に多い思春期早発症とは、どのような症状のことなのか?原因や治療法を知ることで、お子様の健やかな成長をサポートしてあげるべきでしょう。

 

本人が一番困っている病気の思春期早発症がどんなものなのか、発症割合なども含めて思春期早発症の情報をまとめて解説します。

思春期早発症とはどのような症状のことか?

思春期早発症とは、年齢に不相応な早い時期に性腺から性ホルモンが分泌されて、二次性徴と思春期の成長スパート期に突入してしまう疾患のこと。

 

周りの子供よりも2〜3年ほど早い段階で思春期が始まり、どんどん大人の体へと成熟してしまい、同じ年齢・同じ性別の子供の2〜3%に発症すると言われている症状。

 

思春期早発症を発症しても、実際に治療が必要な子供は半数程度で、残り半分は経過観察になることが多いそうです。

 

男子と女子を比較すると、女子に思春期早発症を発症する子供が多く、男子の3〜5倍もいると言われていますので、子供の乳房の発育などがあまりにも早い場合には思春期早発症を疑う必要があると理解しておきましょう。

 

思春期早発症を発症すると、

男子の場合は、9歳までに精巣(睾丸)が4mlに発達し、10歳までに陰毛が生え、11歳までに脇毛や髭が生えて、声変わりまで終わってしまいます。

 

一般的な男子の精巣が発達するのは、9歳6ヶ月〜13歳6ヶ月と言われていますので、どれだけ性成熟が早く進んでいるのかということがわかるでしょう。

 

女子の場合は、7歳6ヶ月までに乳房が膨らみ始め、8歳までに脇毛や陰毛が生え、10歳6ヶ月までに生理が始まります。

 

一般的な女子の乳房が膨らみ始めるのは7歳6ヶ月〜12歳で、生理は10歳6ヶ月〜14歳なので、こちらもかなり早い段階で性成熟が進んでいることがわかりますよね。

 

女子の場合は乳房が発育しますので見た目にもわかりやすいですが、男子の場合は精巣(睾丸のサイズ)が最初に変化しますので、見た目ではわかりにくい特徴があります。

思春期早発症の子供に対する3つの注意点とは?

子供が思春期早発症と診断された場合に、これから紹介する3つのことを親御さんが理解していないと、お子様が大変なことになりますので注意しておきましょう。

 

1、一時的に身長が伸びるものの、それ以上の早さで骨の成熟が進むことで骨端線の閉鎖時期が早まり、身長が止まる時期が早くなることで、結果的に低身長になってしまう。

 

2、幼い年齢で乳房・陰毛、月経など二次性徴が出現することで、同年齢の子供同士の付き合いの中で違和感を感じたり、本人が困惑して心理的なストレス状態になることがある。

 

3、思春期早発症の原因として、脳腫瘍などの脳疾患も考えられるので、早期発見&早期治療を行わないと死んでしまうこともある。

 

最近の子供たちは、友達同士でも双子コーデをするほどなので、自分の体だけ周りと違う速度で成熟していくと、非常に強いストレスを感じたり、いじめやからかいの対象になることもあるでしょう。

思春期早発症の原因とは?

なぜ子供が思春期早発症になるのか?

現時点でわかっている原因は、「中枢性思春期早発症」、「末梢性思春期早発症」の2つ。

 

何かしらの理由で性腺から性ホルモンが分泌されてしまうことをきっかけに、子供の性成熟が早まってしまいますので、それぞれの原因について簡単に解説すると・・・

 

中枢性思春期早発症とは?

ゴナドトロピン放出ホルモンが早い時期に活動を始めることで、ゴナドトロピンの分泌が刺激され、性腺から性ホルモンの分泌が早期に始まるのが、「中枢性思春期早発症」と呼ばれるもの。

 

中枢性思春期早発症は、脳内の腫瘍や脳炎後遺症、水頭症などが原因の「器質性中枢性思春期早発症」と、原因不明の「特発性中枢性思春期早発症」分類することができます。

 

女子に多い思春期早発症の原因のほとんどは、特発性中枢性思春期早発症によるもので、症状を発症している子供の70〜90%を占めると言われるほど。

 

ちなみに男子の場合は、脳腫瘍などが原因である器質性中枢性思春期早発症の方が多いといわれています。

末梢性思春期早発症とは?

性ホルモンは性腺以外では副腎でも作られ、

先天性副腎皮質酵素欠損症のよる副腎皮質からの性ホルモン過剰分泌によるものや性腺に腫瘍ができることで、性ホルモンが分泌されることがわかっています。

 

副腎腫瘍や性腺腫瘍(卵巣腫瘍、精巣腫瘍)などによって引き起こされる思春期早発症のこと。

 

末梢性思春期早発症による思春期早発症の場合は、下垂体からのゴナドトロピンの分泌は抑えられています。

思春期早発症の治療方法とは?

思春期早発症もどのような原因で発症しているのかによって治療方法が異なりますが、多くの場合、中枢性思春期早発症のため、ゴナドトロピンの放出を抑えるような治療薬を用いて治療を行います。

 

原因別に紹介すると、

 

末梢性思春期早発症で先天性副腎皮質過形成症の場合は、副腎皮質ホルモン治療を行うか、副腎腫瘍か性腺腫瘍が原因の場合は、外科手術による切除治療を行います。

 

特発性中枢性思春期早発症で原因疾患がない場合は、薬物治療が中心とした治療を行います。

 

器質性中枢性思春期早発症で頭蓋内腫瘍の場合は外科手術で原因となっている腫瘍を摘出します、手術による切除が難しい場合は、放射線治療や化学療法(抗がん剤)を選択。

 

過誤腫の場合は、腫瘍そのものによる圧迫症状などがなければ薬物療法を選択し、脳炎後遺症や水頭症の場合には薬物療法を選択します。

 

中枢性思春期早発症の治療方法は?

最も多いのが中枢性思春期早発症で、中枢からゴナドトロピンの分泌を抑えるためにLH-RHアナログと呼ばれる薬を注射して治療します。

 

LH-RHアナログを注射することで、

異常な中枢性刺激が末梢に伝わらなくなり、性ホルモンの分泌量の安定化ができますので、実年齢や骨年齢などの状況を判断して治療期間や投薬量などを決定。

 

LH-RHアナログの投与で性ホルモンの分泌を抑えられれば、二次性徴の進行が止まりますので体の成長速度も一旦抑制されますが、骨端線の閉鎖を抑制することで身長の伸びが止まるのを防ぎ、最終的に成人身長まで伸びる可能性が出てきます。

 

ただLH-RHアナログを長期投与すると、思春期の骨密度の上昇を抑制する可能性もあるので、状況に合わせて骨密度の検査を行うべき。

 

注射によるLH-RHアナログの投与は月に1回で済みますので、生活上の制限や制約などもなく、普段どおり過ごすことができます。

思春期早発症の疑問点やよくある質問

思春期早発症について紹介してきましたが、まだまだどんな病気なのか、将来的なリスクなどもわからない人もいらっしゃるでしょう。

 

そこでよくある質問をまとめて紹介しますので、思春期早発症と向き合うためにも活用してください。

思春期早発症は遺伝性の疾患なのか?

今思えば、自分自身が思春期早発症だったかもしれないと考え、もしかして遺伝性の疾患なのかと不安になっている人もいるかもしれません。

 

ほとんどの思春期早発症は遺伝性の疾患ではありません。

 

ただ先天性副腎皮質過形成症や家族性男性思春期早発症などが原因で発症する「末梢性思春期早発症」は、遺伝的要素がありますので、それらの疾患がある場合は注意しましょう。

思春期早発症の治療後に妊娠や出産のリスクはないか?

思春期早発症の治療を行っても、ほとんどの場合は妊娠や出産に影響はありません。

 

治療終了後3ヶ月程度で徐々にホルモンの分泌量が回復し始め、男性の場合は2年で成人レベルに達し、女性の場合は96%で月経が復活します。

 

月経の復活時期は治療前の状態で異なり、すでに月経が始まっていた子供の場合は平均10.7ヶ月、まだ月経が始まっていなかった子供の場合は平均19.4ヶ月ほど。

 

月経が再開すれば、2〜3年後には通常の排卵を伴う月経になるので、将来的な妊娠や出産には影響がないと考えられます。

子供にホルモン療法を行うのが不安です

確かにお子様にホルモン療法を行うことに不安感を感じている親御さんも多いですが、何も治療しなければ、困ってしまうのは本人です。

 

ホルモン療法で思春期の進行を止めることで、周りの子供と同じように成長させることができますし、治療をしなければ明らかに低身長になるでしょう。

 

身長の高さだけではなく、楽しい学校生活を送らせてあげるためにも、治療は行うべきですし、不安点や疑問点があるなら意思と相談することから始めると良いと思います。

思春期早発症の原因と症状とは?子供の低身長のきっかけになるの記事まとめ

思春期早発症の子供は、いじめやからかいの対象になりやすい傾向がありますので、親御さんがしっかりケアしてあげることが大切だということがわかったと思いますし、適切な治療方法もかなり確立されています。

 

思春期早発症は怖い病気ではなく、しっかり向き合うことで子供の将来への影響も最小限に抑制することができることもわかったでしょう。

 

思春期早発症の子供は、小学校低学年や中学年では学年やクラスで一番高かったり、背の順で後ろの方にいることが多く、親御さんもこのまま行けばもっと大きくなると期待します。

 

しかし小学校高学年や中学生になる頃には、周りの友達に身長を追い抜かれてしまい、男性でも160cm台で止まってしまうことも。

 

周りの子供よりも思春期が早く始まるということは、その分だけ思春期の終わる時期も早いということなので、あっという間に身長の伸びが止まってしまうということです。

 

将来的な低身長の状態を予防・改善するためにも、症状に合わせた適切な治療を行うことで、性成熟の進行を緩やかにして、身長をしっかり伸ばしてあげることが大切だということを理解して、お子様と向き合ってあげてくださいね。

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