少食を治す方法は?子供の食欲がない原因から考える対策や改善法は?

少食で食欲のない子供を抱えていると、なぜ料理を食べてくれないのか?どうすれば少食を治すことができるのかと悩みはつきませんよね。
そこで子供の食欲がない原因から考える対策や改善法にはどのようなものがあるのか、少食を治す方法はどうすればよいのかを徹底検証します。
食欲がない原因がわかれば、改善方法も対策も考えられますので、お子様に当てはまるものがないのか考えてみてください。
目次
低身長で悩んでいる子供は少食傾向が強い!
身長が低い子供を持つお母さんの悩みで最も多いのが、食欲がないとか少食で困っているとか、好き嫌いが激しいというもの。
食事で十分な栄養が摂取できなければ、身長が伸びないもの当然ですし、周りの子供よりも一回り、二回り小さい子供は、食事量が不十分なことがほとんど。
少食を治そうと無理やり食べさせても、子供の食欲は減退し余計に食べてくれなくなってしまいすので、無理に食べさせるのは避けましょう。
子供の少食を改善するために最も大切なことは、なぜ食欲がないのか?なぜ少食になっているのかという原因を救命すること。
食欲がない原因がわかれば、
その状態を改善してあげることで食事量も徐々に増えますので、少食の原因を解説しますので、お子様に当てはまるものがないのか考えてみてください。
運送不足や運動のしすぎ
運動不足の状態が食欲不振の原因になるのはよく知られていますが、運動のしすぎも食欲には悪影響を与えます。
特に中学生になって急に部活動を始めたり、より本格的な運動を行うことで、体力的にバテバテの状態になり、水分だけ補給して食事も食べずに寝てしまう子供も多いので、過度な運動には注意しましょう。
適度な運動を行うと空腹になり、食欲を刺激しますので、体を動かす機会がない子供の場合は、軽い運動を行うことで状況の改善ができるでしょう。
夕食の時に眠い、食事中に寝てしまう
小さな子供に多い状態で、夕食の時間には眠くなってしまい、食べている途中で眠気に襲われて、寝てしまい食べるのを止めてしまう。
低年齢児の場合は大人の生活習慣に合わせるよりも、規則正しい生活リズムで過ごすこと、眠くなる前にしっかり食べさせることが大切です。
食事よりもお菓子を食べすぎてしまう
夕食まで待てないとか、学校からの帰宅後にお菓子を食べるのが日課になっている子供に多いのが、お菓子を食べすぎたことで、お腹がいっぱいになってしまう子供。
ある程度のお菓子は子供の情緒安定にも役立ちますが、お菓子は栄養素をほとんど摂取できませんので、それでお腹いっぱいになっても身長は伸びません。
おやつに食べさせるのなら、スナック菓子や駄菓子ではなく、ナッツ類や煮干しなどタンパク質やカルシウムが豊富な天然由来のものを選んであげましょう。
牛乳の飲み過ぎ
牛乳を飲めば身長が伸びる際に役立つ栄養素が補給できると、食事時に牛乳を飲む人もいますが、それが原因でお腹がいっぱいになってしまうこともあります。
食事の際にお茶代わりに牛乳を飲むのではなく、食欲増進作用のあるお茶を飲んだ方が子供の食事量は増えるでしょう。
牛乳はおやつ時や食後に飲ませることで、食事への影響を抑えてあげることが大切です。
偏食で食べれるものが少ない
偏食の子供は好き嫌いが多く、食べられるものが少ないことで食事量も少なくなりがち。
好き嫌いを改善するためにも、食材の調理方法を改善したり、環境を変えてチャレンジしてみたりすることが大切です。
嫌いなものを少しでも食べられた時は、ちゃんと褒めてあげることで子供もどんどん食べるようになりますので、叱るよりも褒める作戦で少量でも良いので食べさせるようにしましょう。
味覚障害や濃い味が好き
インスタント食品やジャンクフードを食べる機会が増えると、自然と濃い味付けのものを美味しいと感じ、家庭料理の味付けを美味しくないと感じます。
最近の子供は幼少期からそういった食事を食べる機会が増えていることもあり、味覚障害や味音痴の子供が増えていますので、少し注意したいところ。
インスタント食品や冷凍食品などは調理時間も掛からず、簡単に食べることができますが、あまり多用しすぎずにほどほどに抑えておくことが必要でしょう。
食事に集中できない環境で食べている
食事中にテレビがついていると、つい見入ってしまい食事に集中できなくなるのは、子供に多い状態です。
アニメのやっていない時間帯でも録画した番組や動画配信サービス、Youtubeなどでいつでも好きな番組を見れるので、食事中は気が散らないようにしてあげるべき。
食事に集中できずに時間がかかってしまえば、満腹中枢が先に刺激されて食事量が増えにくい状態が続いてしまいますので、食事中は食事に集中させることを意識しましょう。
兄や姉、両親が早食いである
両親や兄弟が早食いの場合、一番年齢の低い子供は、食事の早さに追いつけず一人だけ取り残されてしまいます。
大皿でおかずを出している家庭の場合は、下の子供にちゃんと行き渡るかチェックしてあげましょう。
本人がゆっくり食べるよりも早食いの方が食事量が増える傾向がありますが、兄弟に先に食べられてしまっては意味がありません。
小皿に取り分けるなど、本人の年齢に必要な量を食べられるようにしっかり考えてあげましょう。
扁桃腺肥大など食事が飲み込みにくい
病気が原因でゆっくりしか食事ができない子供もおり、特に扁桃腺肥大の場合は飲み込みが悪いので、食事量が少ない傾向があります。
扁桃腺肥大の子供には、手術して扁桃腺を取り除いたら食欲が増え食事量が増える場合もありますので、飲み込みにくそうな場合は病衣で検査してもらいましょう。
また虫歯がひどい子供やかみ合わせの悪い子供も食事が遅い傾向がありますので、虫歯や歯並びの治療を受けさせてください。
便秘や不規則な排便リズム
便秘症の場合、腸の中に便が大量に溜まっていることで食欲にムラが出ます。
最近は小学生の便秘が増えている傾向があるので、毎日一定の時間にトイレに入り、規則正しい排便リズムを身に着けさせることが大切でしょう。
朝食後30分以内にトイレに行くと、腸の活動が活発になっていますので、出なくても同じ時間に座らせることからはじめてください。
空腹のタイミングで食事がない
お腹が空いて空腹で食べたい時に食事がないと、時間の経過とともに空腹感が薄れて食欲が減退します。
食事を最も沢山食べることができるのが空腹感を感じているタイミングなので、お腹が空いているのなら、声をかけさせるようにしましょう。
みんなでご飯を食べることも大切ですが、まずは食事量を増やさなければ十分な栄養補給はできません。
病気で食欲がない子供もいる
成長ホルモンの病気があるは食欲がないことがわかっていますし、成長ホルモンの病気は低身長の原因ですので、ここはしっかり改善したいところ。
他にも肝臓病や肝臓の状態が悪いと食欲は低下しますので、食欲不振の原因に病気が隠れていることもあります。
あまりにも食欲が増えない場合や、周りの子供に比べると身長が低い場合は、病院で検査をして病気が隠れていないいのか検査することも大切です。
少食を治す方法、子供の食欲がない原因から考える記事まとめ
少食の原因は人それぞれですが、今回紹介したいずれかに当てはまる子供がほとんどではないでしょうか?
食事量を増やさなければ、子供の身長を伸ばすこともできませんし、健康で丈夫な子供にすることもできません。
どんな子供でもお腹が空いているタイミングであれば、食べないということはありませんし、苦手なものも味付けを工夫すれば食べてくれるもの。
インスタント食品やスナック菓子など、栄養価の低いものでお腹いっぱいにするのではなく、栄養価が高く成長に役立つタンパク質やカルシウムが豊富なものを食べさせてあげてください。
それが身長の伸びを改善し、将来的な低身長のリスクを回避するための基本的な考え方ですので、食事量+栄養価を意識しましょう。
いずれにしても食欲がないこどもを少食のまま放置することは、おすすめできないことなので、できることから少しずつ改善してくださいね。