夏休みに身長を伸ばす方法は?【小学生・中学生必見】

小学生や中学生の時期は、夏休み開けに急激に身長が伸びている友達も増えますよね?
夏休みの1ヶ月という短い期間で身長を伸ばすことができる人とできない人の違いは、どのような部分があるのでしょうか。
夏は1年でも最も身長が伸びやす季節だと言われていますので、より効率的に身長を伸ばすことができる方法を紹介しまうので、しっかり実践してください。
目次
夏休みに子供の身長が伸びる理由は?
1年の中で最も身長が伸びやすい時期が夏だと言われていますが、なぜ夏に身長が伸びるのか知っていますか?
夏は最も気温が高く日差しが強い時期なので、太陽から届く紫外線の量が増えます。
紫外線を浴びると日焼けするので、できるだけ太陽を避けているという人もいるかも知れませんが、紫外線は子供の成長に非常に大切な要素。
真っ黒に日焼けするほど大量の紫外線を浴びる必要はありませんが、紫外線を浴びると体内では、ビタミンDやセロトニンを分泌することができます。
子供の成長にはビタミンDもセロトニンも重要な要素ですので、これをうまく活用することができれば、身長が伸びやすい状態になると理解しましょう。
紫外線を浴びる時間は夏なら10〜20分、冬なら1〜2時間を目安にすれば十分でしょう。
効率的に紫外線を浴びることができる夏だから、太陽の下で元気に遊んでいる子供ほど、身長が伸びやすいんです。
ビタミンDとセロトニンが子供の成長にどのように役立つのか?
それぞれを分泌することのメリットを解説しますね。
ビタミンDを多く分泌すると子供の身長が伸びる?
ビタミンDは骨を伸ばす効果があるのではなく、骨の成長に必要な栄養素で、カルシウムの吸収率を高めるために大切なもの。
カルシウムは日本人に慢性的に不足しているミネラル類のひとつ。
最も吸収率のよい乳製品でも40%ほどしか体内に吸収できませんので、カルシウムの吸収効率を高めてくれるビタミンDを増やすことはメリットがあります。
特に小学校低学年の子供は、一時的に骨が弱い時期がありますので、この時期にカルシウム不足が続くと、骨折や骨にヒビが入るなどのケガをしてしまうリスクが高まりので、この点は注意したいところ。
魚介類や卵類、きのこ類はビタミンDを多く含む食品として有名ですが、紫外線を浴びるだけで腸内細菌がビタミンDを合成してくれますので、両方の効果を合わせたいところですよね。
健康で丈夫に育てることは、身長を伸ばす上でも非常に大切なことですので、ビタミンDの摂取量と分泌量を意識してくださいね。
セロトニンを多く分泌すると子供の身長が伸びる?
幸せホルモンのセロトニンは、子供の身長を伸ばす際に非常に重要な役割があるのを知っていますか?
ハッピーな気分になることで、子供の背が伸びると思ったら少し間違いですが、確かにセロトニン不足は、子供の非行につながることもあるので避けたいところ。
セロトニンが不足すると、精神的に落ち込んでしまったり、うつ病のきっかけになったり、衝動的で暴力的になってしまったり、不眠症になることもありますので、慢性的なセロトニン不足は注意しましょう。
セロトニンが身長を伸ばす際に大切なのは、メラトニンを合成する際の原料として使われるから。
睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されると、規則正しい睡眠習慣を手に入れることができ、質の硬い睡眠によって成長ホルモンの分泌量が増えます。
成長ホルモンの分泌量が増えれば、子供の身長が伸びやすくなりますので、セロトニンの分泌をきっかけにした身長が伸びやすいサイクルをしっかり機能させることができますよね。
セロトニンは日中に太陽の光を浴びることで分泌が促進されますので、必然的に日照時間の長い夏にはその分泌量が増える傾向があります。
セロトニンが分泌された14〜16時間後にトリプトファンと結合することでメラトニンが合成されますので、日中にしっかりセロトニンを分泌しておくことが大切でしょう。
成長ホルモンを最も大量に分泌するのは睡眠中!
睡眠ホルモンのメラトニンをしっかり分泌するためには、その前駆体のセロトニンが重要だということがわかったと思います。
お子様の身長を伸ばしたいと考えるほとんどのお母さんが知っていると思いますが、最も大量に成長ホルモンが分泌されるタイミングは睡眠中です。
睡眠時間の長さが大切なのではなく、入眠直後の3時間の睡眠の質が成長ホルモンの分泌には非常に重要な要素。
この3時間で一晩に分泌される成長ホルモンのほとんどが分泌されますので、どれだけ質を高めることができるのかが大切です。
メラトニンが分泌されるほど睡眠の質が高まりますので、ここは見逃したくないポイント。
成長ホルモンの分泌量を最大化して、効率的に身長を伸ばすためにも、睡眠の質を高めたり、規則正しい睡眠習慣を手に入れるようにしてください。
夏休みに実践したいセロトニンの分泌量を増やす方法は?
紫外線を浴びるだけでも、分泌量を増やすことができるセロトニンですが、より効率的に分泌するためには、どのような方法があるのでしょうか。
夏休み明けにクラスメートや友達に身長を抜かされて悔しい思いをしないためにも、少しでも大量のセロトニンを分泌する方法を知って実践してください。
セロトニンの分泌量を増やす方法は、
- 早寝早起きの睡眠習慣を実践する
- 軽いリズム運動を行う
- 家族とのスキンシップを増やす
- トリプトファンを多く含む食品を食べる
この中でも夏休みに実践したい方法を紹介すると・・
軽いリズム運動を行うとセロトニンの分泌量が増える
軽いリズム運動とは、ウォーキングやスクワット、サイクリングなどの一定のリズムで行う運動のこと。
室内で行うなら、家の階段でできる踏み台昇降運動のようなものでも良いでしょう。
踏み台昇降運動は有酸素運動で、体脂肪率の低下やダイエットにも効果的なのでおすすめですが、太陽光を浴びることができないのでそこはデメリットかもしれません。
夏休みに身長を伸ばしたいのなら、朝起きてすぐに30分程度のウォーキングを行うのがおすすめです。
寝起きに太陽の光を浴びることは、体内時計のリセットにも役立ちますので、規則正しい睡眠習慣を実践する上でもメリットがありますよ。
トリプトファンを多く含む食品を食べるとセロトニンの分泌量が増える
セロトニンを生成する際に必要になるのが、原料のトリプトファン。
トリプトファンを多く含む食品には、大豆製品の豆腐や納豆、味噌やしょうゆ、乳製品の牛乳やチーズ、ヨーグルト、穀物類のうどんやソバ、白米などがあります。
大豆製品も乳製品も、穀物類も子供が成長する際に必要な栄養素をしっかり含んでいますので、普段の食事で摂取するようにしましょう。
夏休みは生活習慣を改善できる良いタイミングです。
夏休みは自由に出来る時間も増えますので、普段では忙しくてできないような生活習慣を改善することができるタイミングとしてもおすすめです。
子供の身長を伸ばす要素は、睡眠・運動・食事・ストレスが非常に大切ですので、生活習慣の乱れている人は、このタイミングでしっかり改善したいところ。
特に日本人は大人も子供も慢性的な睡眠不足ですので、まずは早寝早起きの睡眠習慣に改善することは大切です。
慢性的な睡眠不足が続くと、性ホルモンの分泌量が増えて早熟傾向が強まって身長を伸ばす期間が短くなりますので、まずはその状態を改善しましょう。
子供の早熟化は低身長で悩む原因のひとつですし、非常に大きな影響を与えますので、その状態を予防&改善することは必要です。
早寝早起きの生活習慣にするには、少し時間が必要ですがこれから紹介する方法を行うと、夏休みの1ヶ月間でも1時間位は早く寝ることができるようになります。
重要なことはいきなり睡眠時間を早めるのではなく、徐々に睡眠時間を早くすること。
まずはいつもよりも30分早く寝かせてください。
そしてその状態で約2週間過ごせば、その睡眠習慣が普通の生活リズムになりますので、体が慣れてきた頃にまた30分早める。
この繰り返しで寝る時間を早めていくと、自然に早寝早起きの生活習慣を手に入れることができますよ。
セロトニン&メラトニンの効果をうまく併用することで、より良い睡眠習慣を手に入れることができますので、夏休みを利用してみるのも良いと思います。
夏休みに身長を伸ばす方法の記事まとめ
日照時間の長い夏は自然と子供の身長が伸びやすい時期だということもありますが、室内にこもって遊んでいれば、そのメリットは一切得られません。
2018年の夏は酷暑で外で遊ばせるのが難しいかもしれませんが、早朝に身体を動かしたり朝陽を浴びるなら、身体への負担も少ないでしょう。
太陽の光を浴びれば、ビタミンDを合成できてカルシウムの吸収率が高まりますし、セロトニンが分泌できてメラトニン→成長ホルモンという良い流れができます。
夏休みで一気に身長が伸びる人は、これらの仕組みをうまく活用していますので、できることから実践すると良いでしょう。
友達に抜かされて悔しい思いをする前に、夏休みをうまく活用して骨が伸びる仕組み、身長が伸びる仕組みを最大化してくださいね。